2ヶ月でデータベーススペシャリストに合格する勉強方法
データベーススペシャリストの受験申込みがはじまりました。
腕試しとして受験したり、上司から受けるように言われてる方もいらっしゃるでしょうか。
平成28年度春季データベーススペシャリスト日程
予定 | 日時 |
---|---|
インターネット申込み | 2016年1月18日(月)10時 ~ 2月26日(金)20時 |
郵送申込み | 2016年1月18日(月) ~ 2月15日(月) 消印有効 |
試験実施日 | 2016年4月17日(日) |
この記事では、データベース素人の僕が、約二ヶ月でDBスペシャリストに合格するまでに取り組んだ勉強方法をご紹介していきます。
テキスト
DBスペシャリストの対策にはこれ一冊でOKでしょう。
- 作者: ITのプロ46,三好康之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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学習方法や解答テクニックが詳しく書かれているので参考になります(特に序章は必見)
もちろん「概念データモデル」「関連スキーマ」「SQL」の各分野もわかりやすく解説されています。過去問も14年分収録しているので、十分すぎるほどでしょう。
本当にこのテキストにはお世話になりました
もし「概念データモデル?関連スキーマ?聞いたことない…」というところがスタート地点であれば、 データモデリングの入門書を一読してから、DBスペシャリスト対策を始めることをおすすめします。
- 作者: 渡辺幸三
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2001/07/01
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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このテキストでは、リレーショナルデータベースやデータモデリングの基礎から説明してくれているので、これまでデータモデリングに触れる機会がなかった方でもすんなり読めるようになっています。
学習スケジュール
ここからは、僕が実際にやった約2ヶ月(8週間)での学習の流れを紹介します
- [第1週] 学習方法、解答テクニックの熟読
- [第2週] 昨年度の過去問
- [第3-4週] テキスト学習(概念データモデル、関連スキーマ、SQL)
- [第5週] 午後Ⅰ過去問(1周目)
- [第6週] 午後Ⅱ過去問(1周目)
- [第7-8週] 午後Ⅰ, 午後Ⅱ過去問(2周目)
※だいたい週に8~10時間程度の勉強時間を確保できるものとして計画しています。
※応用情報の資格を持っていれば、午前Ⅱの対策は不要と考えています。もし不安があれば、応用情報のテキストで復習しておきましょう(高度情報の午前Ⅱ難易度は応用情報の午前Ⅱと同程度です)
[第1週] 学習方法、解答テクニックの熟読
最初は、情報処理教科書の序章を読んで学習方法や解答テクニックを習得するところからはじめましょう。
特にこれらの問題は頻出のため、解答テクニックを使いこなせるとグッと合格率が増すはずです。
- 関数従属性の読み取る問題
- 候補キーを列挙させる問題
- 主キー、外部キーを示す問題(出題率100%)
- 第○正規形である根拠を説明させる問題(出題率100%)
[第2週] 昨年度の過去問
次に、昨年度の過去問を解いていくことにします。
まずは本番と同じように時間を測りながら、今の実力を確かめるつもりで解いていきます。もちろん、問題を解いたあとは解説をしっかり読んで理解しましょう。
[第3-4週] テキスト学習
過去問を解いてみると、自分の不得意な分野や、まだ理解の足りない領域がわかってくると思います。 ここでは、情報処理教科書のテキスト部分を読み込んで、自分に不足している知識を補っていきます。
ちなみに、概念データモデルや関連スキーマの解答表記ルールは、ほぼ毎年変わりません。 この時点でルールを理解して覚えておくのが重要です。
また、理解をより深めるためには、「テキストで学習した内容を自分なりにまとめてみる」ことをおすすめします。 Evernoteなどにまとめておけば、テキストを持ち運ばなくてもちょっとしたスキマ時間で復習できます。
[第5週] 午後Ⅰ過去問(1周目)
5週目はみっちり午後Ⅰの過去問を解いていきます。ここでも、時間を測ってテキストの学習効果を確かめるつもりで解きましょう。 時間が足りなくなった時は、
過去問には、やはり年度ごとにベーシックな問題が出題されたり、多少奇抜な問題が出たり差があります。 ベーシックな問題から解いていくことをおすすめします。
僕が解いた問題を下にまとめておきます。まずは「必須」と書いた問題から解いていき、時間があればそれ以外の問題も解いてみましょう
基礎理論系
- H.18 午後Ⅰ 問1(必須)
- H.19 午後Ⅰ 問1(必須)
- H.20 午後Ⅰ 問1(必須)
- H.21 午後Ⅰ 問1(必須)
- H.22 午後Ⅰ 問1
- H.23 午後Ⅰ 問1
- H.24 午後Ⅰ 問1
- H.25 午後Ⅰ 問1
SQL系
- H.18 午後Ⅰ 問3(必須)
- H.20 午後Ⅰ 問3(必須)
- H.24 午後Ⅰ 問3(必須)
- H.20 午後Ⅰ 問4
- H.23 午後Ⅰ 問3
- H.26 午後Ⅰ 問3
[第6週] 午後Ⅱ過去問(1周目)
第6週目は午後Ⅱの過去問を解いていきます。
ここでも僕が実際に解いた問題をまとめました。 「必須」と書いた問題から解いていき、時間に余裕があれば、それ以外の問題も解いてみてください。
- H.24 午後Ⅱ 問2(必須)
- H.25 午後Ⅱ 問2(必須)
- H.22 午後Ⅱ 問2
- H.23 午後Ⅱ 問2
- H.21 午後Ⅱ 問2
[第7-8週] 午後Ⅰ, 午後Ⅱ過去問(2周目)
この頃になると、いよいよ試験が近づいてきたという気がしてきますね。 テキスト、過去問を学習したことでかなりの実力がついていることでしょう。
さらに合格を確実にするために、第5~6週目で解いた過去問をもう一度解いていきます。 一度解いたことのある問題なので、時間は気にする必要ありません。
間違えた問題は解答、解説をよく読んで、同じ問題が出たら絶対に正解できる!というところまで持って行きましょう。
時間があれば、第3-4週でまとめたテキスト内容を読み返したり、自分なりの解答テクニックを追記しておきます。
[おまけ:試験前日]
試験前日の夜に詰め込もう!と思って勉強し過ぎると、頭が勉強モードに入って眠れなくなるかもしれません…
「勉強するのは試験前日午前中まで」と決めて、夜には試験の持ち物リストを確認したり、ゆっくりお風呂に浸かったりリラックスしましょう。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
データベーススペシャリストの資格を持っていると、資格手当てをもらえたり新しい仕事を任せてもらえたり直接的なメリットが多くあります。 しかし、それ以上に資格をとる過程で学んできた知識、知恵が大いに業務に役立つものと思います。
是非合格を目指して頑張ってみてください。